膝(ひざ)のテーピング 貼り方 巻き方

覚えておくと役だつジャンパー膝の対処法

 

ジャンパー膝は名前が示すように、ジャンプ運動を繰りかえすことから誘発されやすい傷害です。バレーボールやバスケットボールのプレイヤーに多く生じていますが、運動選手以外でも大腿四頭筋のオーバーユースで筋肉が硬くなりジャンパー膝になる人も少なくありません。

 

膝蓋骨と膝蓋靱帯付近に運動痛と圧痛が生じ、膝蓋骨下端と膝蓋靱帯の境界部にもっとも痛みが出るイヤな傷害です。膝に不安がある方は、スポーツ時にテーピングやサポーターをもちいて予防することをおすすめします。

 

テーピングのポイントは、痛みを感じる寸前(曲げて痛みがない関節角度)で行うこと、テープがたるむと効力が弱まるためたるみに注意することの2点です。ジャンパー膝のテーピングの目的は、膝関節の屈曲制限。

 

1:エラスティックテープで膝上から膝下まで、均等な間隔でアンダーラップを巻く。
2:膝の屈曲を制限するために、大腿部中央から脛骨に向かって(膝小僧を中心点)エラスティックテープをまっすぐに貼る。さらにその上にややずらして、もう1本テープを貼る。
3:屈曲制限を強化したい場合は、エラスティックテープの本数を増やす。
4:大腿部と下腿部にそれぞれソフトタイプのエラスティックテープを巻く。膝関節には巻かないこと。